1月11日 曇り
9時20発でローマからフィレンチェへ(12時55分着)列車で移動する。出発してしばらくすると
車掌が切符のチェックをする,と私の周りに座っていた人がほとんど不正乗車だった。
それも、不正が見つかっても車掌にしつこく何か(イタリア語)言っている。弁解ではなく怒っているのだ
まるで車掌が悪いことをしているかの様な言い方だ,あきれた。
サンマルコ博物館で「受胎告知」の絵を見る,15才〜17才ぐらいの子供の様なマリアが,
上目使いで天使から受胎告知を聞いていた。
ヨーロッパの教会を回ると流血や裸の絵(像)が必ずある,ある教会では、
「なた」で頭を割られた神父がお祈りをしている宗教画,
別の所では,「矢」が神父の胸を貫いた絵を飾っていた。もちろんキリストはほとんど裸同然で、体から赤い血を
流している。キリスト教を理解していない私には最後まで流血の絵や裸の像を教会で見る事にに慣れませんでした。
その点,この絵には暴力の表現が無いので安心できます。